

【阿波晩茶の豆知識】「晩茶」と「番茶」どっちが正解?


「阿波晩茶」と書くべきか、それとも「阿波番茶」なのか。 実はこれ、私たちの農園でも、お客様から本当によくいただくご質問なんです。
結論から申し上げますと、漢字としてはどちらも正解。 間違いではありませんので、どちらで検索していただいても、美味しいお茶にはちゃんとたどり着けます。
けれど、私たち作り手があえて「晩茶(晩)」という字を使いたがるのには、少し特別な理由があるのです。 今日はその「一文字の違い」に込められた、私たちの物語をお話しさせてください。
「遅い」からこそ、美味しくなる。「晩」の風景
お茶摘みといえば、「夏も近づく八十八夜」の歌にあるように、春の新緑をイメージされる方が多いのではないでしょうか。 柔らかい新芽を摘む煎茶などは、確かに春が旬です。
けれど、徳島の「阿波晩茶」の茶摘みが行われるのは、セミの声が降り注ぐ真夏の7月から8月にかけて。 お茶の世界では、茶摘みとしてはかなり「遅い(晩い)」時期に行われます。
春の芽ではなく、真夏の太陽をたっぷりと浴びて、大きくたくましく育ちきった「成葉(せいよう)」を使う。 この「時期の遅さ」を表現するために、夕暮れや遅い時間を表す「晩」の字が当てられるようになったと言われています。
じっくりと時間をかけて育った葉には、夏の力強さが詰まっているのです。
ただの「番茶」とは違う、という誇り
もう一つの理由は、一般的な「番茶」との区別です。 日本各地にある「番茶」という言葉は、通常「一番茶、二番茶のあとに摘むお茶」や「普段使いの安いお茶」という意味合いで使われることが多いものです。
しかし、阿波晩茶はそれらとは製法が根本的に異なります。 大きな桶に漬け込み、乳酸菌で発酵させるという、世界でも珍しい作り方をする「発酵茶」です。
「これは、ただの余り物のお茶(番茶)じゃない。この土地だけの、特別な製法で作ったお茶なんだ」
そんな生産者たちの誇りや、他とは違う独自性を伝えるために、あえて「晩茶」という字が選ばれ、定着してきた歴史があります。
実際、国が指定する重要無形民俗文化財としての名称も、今は「阿波晩茶」で統一されているんですよ。
どちらの表記も、愛着の証
とはいえ、昔ながらの親しみを込めて「番茶」と書くお店やお家も、徳島にはたくさんあります。 「晩」でも「番」でも、その文字の奥にある「美味しいお茶を届けたい」「家族に健康でいてほしい」という想いは同じです。
もしお店や食卓で、あえて「晩茶」という文字を見かけたら、ふと思い出してみてください。 「ああ、暑い夏までじっくり待って、丁寧に作られたお茶なんだな」と。
名前の由来を知ってから飲む一杯は、いつもより少しだけ、味わい深く感じられるかもしれません。 酸味と甘みが同居するその味を、ぜひ五感で楽しんでみてくださいね。
栽培期間中農薬、化学肥料を使用しない自然栽培で大切に真心を込めて育てた、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代で安心していただける、当農園の阿波晩茶「神田茶(じでんちゃ)」をぜひ日常のひと時に取り入れてみてください。

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